屋久島は南に位置しており暖かいイメージがあるかも知れません。確かに人々が生活している麓の集落は温暖な気候ですが、ツアーでご案内する山中は想像より暑くはありません。
安全で快適な登山のために、登山中の服装は非常に重要です。気温や天候は急変するため、適切なウェア選びが必要です。
速乾性のあるインナー、保温性の高いミドルレイヤー、風や雨を防ぐアウターを状況によって脱ぎ着して対応するのが基本です。また、標高が上がると気温が下がるため、フリース、ダウンジャケット、手袋、帽子などの寒さ対策も考慮すべき事項です。
不適切な服装は低体温症や熱中症のリスクを高めるため、事前に天気を確認し、状況に応じた装備を整えましょう。
ツアー中の気温

上のグラフは気象庁の屋久島の月別平均気温データから作成した標高別のおおよその平均気温です。
例えば縄文杉ルートの一番寒い1月と一番暑い8月がどうなるか見てみましょう。
縄文杉ルートではスタートの登山口が標高600m、ゴールの縄文杉が1,300mですので、1月の登山口の気温は10℃、縄文杉では6℃、8月は登山口が25℃、縄文杉が20℃と読み取れます。
| 登山口 (600m) | 縄文杉 (1,300m) | |
| 1月 | 10℃ | 6℃ |
| 8月 | 25℃ | 20℃ |
しかし実際にはこのグラフは一ヶ月の平均ですし、時間帯によっても気温は変化します。
1月は登山口で5℃を下回ったり、縄文杉の展望デッキは氷点下、雪が積もっていることもしばしばあります。
このように屋久島は南に位置しながらも冬場はもちろんのこと、夏場でも山中はかなり冷え込むことも十分考えられるのです。
行動中の服装例

夏
・キャップ
・速乾性Tシャツ
・速乾性ロングパンツ
(タイツ+ハーフパンツでもOK)
・厚めの靴下
・トレッキングシューズ

春、秋
・キャップ
・速乾性Tシャツ
・フリース
・速乾性ロングパンツ
(タイツ+ハーフパンツでもOK)
・厚めの靴下
・トレッキングシューズ

冬
・ニットキャップ
・速乾性Tシャツ
・フリース
・ジャケット
・厚手の速乾性ロングパンツ
・厚めの靴下
・トレッキングシューズ
服装リスト
| 夏 | 春・秋 | 冬 | 備考 | |
| キャップ、ハット ※ | △ | △ | △ | 日除け、雨よけ (特にメガネをかけている方) |
| 速乾性Tシャツ | ○ | ○ | ○ | ・ヒートテックはNG、山中泊の就寝時ならOK ・綿素材は乾きづらいのでNG |
| 化繊シャツ・ジャケット | ○ | ○ | ○ | ・怪我防止、虫除けにもなる ・綿素材は乾きづらいのでNG |
| フリース | △ | ○ | ○ | 休憩、昼食、就寝時の寒さ対策 |
| ダウンジャケット | ー | △ | ○ | 休憩、昼食、就寝時の寒さ対策 |
| 化繊ロングパンツ | ○ | ○ | ○ | ・夏は薄手、冬は厚手のもの 寒くなければタイツ+ハーフパンツでもOK ・綿素材は乾きづらいのでNG(ジーパンなど) |
| 靴下 | ○ | ○ | ○ | 少し厚手のものの方が靴擦れしにくい 山中泊では予備も |
| 登山靴 ※ | ○ | ○ | ○ | 慣れていない方はしっかりとした登山靴がお勧め 防水性のあるものがお勧め |
※印のついているものは屋久島島内でもレンタルも可能です。
ぜひ業務提携している屋久島レンタルをご利用ください。10%割引でご利用できます。
注意事項
・季節によってはスタート時は寒いこともありますが、行動中は暑くなります。
汗をなるべくかかないように状況に応じて脱ぎ着できる服装でご参加ください。
・綿素材やヒートテックは乾きづらく体が冷えてしまうため適しておりません。
極力速乾性があるものを着用してご参加ください。
・レインウエアは基本的に雨天時に着るものです。まれに下着の上にレインパンツを履く方がおられますが、必ずパンツ(ズボン)を履いてご参加ください。
・日焼け、虫刺されが気になる方は長袖長ズボンでご参加ください。
・大半のコースは森の中を歩くため、そこまで日焼けはの心配は要りません。
日焼け止めに虫が寄ってくる場合があります。
・不適切な服装の場合、当日でも参加をお断りする場合もございます。
その際のツアー料金は一切返金致しません。